作品概要

ジョヴァンニ・パイジエッロ》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1790年から1791年で、ヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されている。

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著名な作曲家

ジョヴァンニ・パイジエッロ(1741–1816)はイタリアの作曲家、歌手。その才能を買われ、イタリア国内だけでなくロシアやフランスの楽団にも招かれて活動した。

この作品で彼は茶色のフロックコートに黒のズボンを着て、ハープシコードを弾いている。首の白いスカーフが、赤いベストとコントラストをなしている。彼は演奏しながら、視線を上方に向けており、この作曲家がインスピレーションを得た瞬間であることを示している。ハープシコードの上には本や作曲中の楽譜が置かれており、楽曲のタイトルや彼の名前、「1791」の日付が判別できる。

ローマからパリのサロンに出展

フランスの上流階級の人々を顧客に持ち、王妃マリー・アントワネット公認の画家として彼女やその家族の肖像画を30点以上制作して、名声を手にしたヴィジェ=ルブラン。だが彼女のフランス王室との密接な関係は、その後のフランス革命という状況の中では不利に働いた。革命が始まった1789年、ヴィジェ=ルブランは移住を余儀なくされ、イタリアに活動の拠点を移した。彼女は、それまでの経験を活かし、そこでもフランスと変わらぬ成功を収めることができた。

イタリアに渡った翌年の1790年の冬、当時49歳の著名な作曲家ジョヴァンニ・パイジエッロの肖像画を作成した。この作品はローマからパリに送られ、1791年のサロンで発表された。作者のヴィジェ=ルブランは反革命派だとされて亡命中だったにもかかわらず、この作品は歓迎され、その気高さ、描画の正確さ、そしてモデルの崇高な表現が注目を浴びた。特に画家のジャック=ルイ・ダヴィッドがこの絵を絶賛したという。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名ジョヴァンニ・パイジエッロ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1790年 - 1791年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ヴェルサイユ宮殿美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ130.8cm
  • 横幅98.3cm
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