作品概要

蚤の幽霊》は、画家のウィリアム・ブレイクによって制作された作品。制作年は1819年から1820年で、テート・ブリテンに所蔵されている。

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《蚤の幽霊》は、ウィリアム・ブレイクによって1819-20年に制作された。大きさはわずか8.42インチ×6.3インチ(21.4×16.2㎝)の小型の細密画だ。現在はイギリスのテート・ブリテンに所蔵されている。

血を求めてさまよう姿

筋肉質な体つきの蚤の幽霊は、血のはいった杯に舌をつき出して飲もうとしている。人間、吸血鬼、爬虫類の面をあわせもったこの幽霊は、重厚で豪華なカーテンのあいだを右から左に移動している。左手にドングリの実で作られた杯、右手には植物のトゲを持っている。

この二つのシンボルは妖精伝説から着想を得ている。太い首は雄牛の首と似ており、小さな頭部と対照的になっている。

幽霊は語る

本作品は、水彩画家であり、占星術師のジョン・ヴァ―リーのために制作された。ブレイクが最初にヴァ―リーと出会ったのは、1818年の秋だった。当時62歳のブレイクよりヴァ―リーは30歳若かった。ヴァ―リーは幽霊の存在を信じて疑わなかったが、実際に目撃したことがないことに不満を抱いていた。

このために幻視の能力を持つと主張するブレイクと親交を深めていった。ふたりは深夜にヴァ―リーの家に集まり、歴史上の人物を呼び出すという降霊術の会をはじめた。蚤の幽霊はそのときに遭遇した。

ブレイクがスケッチをするなか、蚤の幽霊はこう語ったという。「血に飢えた人間には蚤が棲みついている。こういった昆虫の姿に限られている。馬のような大きさであれば、大量に血を飲んで、多くの国は人口が減少するだろう」

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基本情報・編集情報

  • 画家ウィリアム・ブレイク
  • 作品名蚤の幽霊
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1819年 - 1820年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵テート・ブリテン (イギリス)
  • 種類テンペラ
  • 高さ21.4cmcm
  • 横幅16.2cmcm
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