作品概要

イアサント・ガブリエル・ロラン》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1791年から1791年で、リージョン・オブ・オナー美術館に所蔵されている。

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亡命生活中の作品

ヴィジェ=ルブランは、18世紀フランスで最も成功した女性画家の1人。画家の父を持ち、パリで生まれたヴィジェ=ルブランは10代のころから画家として働きはじめ、ヨーロッパの上流階級の人々を主な顧客として多数の肖像画を描いた。

彼女を特に有名にしたのはマリー・アントワネットで、彼女公認の肖像画家として30点以上の肖像画を描いた。フランス革命の勃発により、王室と密接な関係を持っていたヴィジェ=ルブランは国外に逃げざるを得なくなり、娘と共にイタリアに渡った。イタリアには3年間滞在していた。

イギリス女王の祖先

ローマで出会ったのが、パレ・ロワイヤルで女優をしていたこともあるイアサント・ガブリエル・ロラン(1760?–1816)だった。彼女はイギリスの政治家リチャード・ウェルズリー(のちの初代ウェルズリー侯爵)とともにヨーロッパを旅行しており、イタリアに長期滞在中であった。彼らは1794年に結婚したが、結婚前の同棲時代にすでに5人の子供をもうけていた。そのうちの1人アン・ウェルズリーはイギリスの女王エリザベス2世の先祖にあたる。

ヴィジェ=ルブランはこの作品で、イアサントの人を惹きつける魅力を巧みに捉え、注目の的となるような人物としての彼女を優雅で官能的に描いている。それまでの経験から、構図の工夫や色遣い、服装の描き方などを習得していたヴィジェ=ルブランは、ここではイアサントを斜め上を向いた視線と形式ばらないポーズで生き生きと描写している。そこにはルーベンスの影響もみられる。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名イアサント・ガブリエル・ロラン
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1791年 - 1791年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵リージョン・オブ・オナー美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ99cm
  • 横幅74.9cm
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