作品概要

水浴びをする女性》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1792年から1792年で、個人蔵に所蔵されている。

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愛娘がモデル

この作品では、ヴィジェ=ルブランは当時12歳の娘のジュリーを、旧約聖書のエピソード「スザンナ」の水浴びをする女性として描いている。サンテールの作品を基にしたポルポラティの版画から着想を得て描かれたもの。見えない侵入者に怯える女性の脆弱性を巧みに表現している。

ジュリーはヴィジェ=ルブランの一人娘で、画家は娘を溺愛しており、彼女の成長と共に様々な肖像画を残している。ヴィジェ=ルブランがフランス革命で国外に逃げた際も、ジュリーを連れていた。残念ながら、ジュリーはヴィジェ=ルブランよりも先に39歳で死去している。

旧約聖書の「スザンナ」

ヘブライ人の美しい人妻スザンナは、庭で1人で水浴をしていた。だが、好色な2人の老人が密かにその様子を覗き見ていた。彼女が家に戻ろうとした時、老人たちが現れ、自分たちと関係を持たなければ、若い男と密会していたと告発すると彼女を脅した。スザンナはそれを拒否したために逮捕され、放蕩の罪で死罪を宣告される。

だが、そこでダニエルという青年が異議を唱え、老人に別々に証言させると、スザンナが恋人と会っていたとされる場所の木の名前が一致しなかった。そのため老人達の嘘が明らかとなり、彼らは死罪となって、美徳が勝利した。

このテーマは15世紀後半ごろからしばしば絵画や詩などの芸術作品に取り上げられてきた。バロック期にはドラマ性が強調され、その他の時期では裸体を描くことに主眼が置かれている。レンブラントやピカソといった巨匠たちもスザンナを題材にした作品を描いている。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名水浴びをする女性
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1792年 - 1792年
  • 製作国フランス
  • 所蔵個人蔵 (不明)
  • 種類油彩
  • 高さ73cm
  • 横幅55.5cm
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