作品概要

名声の寓意に扮した王子ヘンリク・ルボミルスキ》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1789年から1789年で、ベルリン美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

美少年の寓意画

モデルのヘンリク・ルボミルスキを、古代からあるモチーフである、うずくまるヴィーナス像のポーズで描いたもの。背中の羽根と、縁起の良いモチーフである、矢で満たされた矢筒が脇に置かれていることから、この中世的な美少年はキューピッドのように見える。ただし、手には弓ではなく、月桂樹とマートルで編んだ冠を掲げている。月桂樹は勝利の、マートルは神の愛の象徴である。彼の裸体は、ヴィジェ=ルブランのアトリエの小道具であった赤い布で僅かに隠されているのみである。

ヘンリク・ルボミルスキ(1777-1850)は、ポーランドの貴族。裕福な遠縁の叔母が、男子の跡継ぎがいなかったために彼を誘拐して育てたという。彼女と共にヨーロッパを渡り歩き、パリには1786年から91年までの間滞在していた。社交界で美少年として有名になり、彼をモデルとした絵画は本作品のほかにもいくつか残っている。美術品や本、メダルなどの収集家でもあり、彼のコレクションを基にルボミルスキ公爵博物館が設立された。

画家について

ヴィジェ=ルブランは、18世紀フランスの女性画家。マリー・アントワネットの肖像画家として活躍したことで有名。マリー・アントワネットをはじめ、上流階級の友人など、女性をモデルにした作品や、彼らが子供と一緒の姿を描いた作品が多い。フランス革命の際は国外亡命を余儀なくされ、ヨーロッパ各国を転々とした。亡命生活中のウイーンで、またパリに戻った後にも、ルボミルスキをモデルにした絵画を制作した。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名名声の寓意に扮した王子ヘンリク・ルボミルスキ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1789年 - 1789年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ベルリン美術館 (ドイツ)
  • 種類油彩
  • 高さ105.5cm
  • 横幅83cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • 名声の寓意に扮した王子ヘンリク・ルボミルスキの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。