作品概要

豊穣を連れた平和》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1780年から1780年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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歴史画家として

フランスの王立絵画彫刻アカデミーの会員となることを目指していたヴィジェ=ルブランは、この寓意画を、その他の肖像画とともにアカデミー入会のための作品として発表した。右側の緑の布をまとった平和が、左側の果物を抱えた豊穣を導く様子が描かれている。

肖像画で有名なヴィジェ=ルブランだが、この時は歴史画家と称していた。当時は歴史や神話、宗教、寓話といった題材は、肖像画、風俗画、風景画、静物画などのその他の題材よりも優れていると考えられていたのである。特に、フランスが援護していたアメリカ独立戦争がちょうど終結した頃だったため、豊穣と平和というテーマは時期的にぴったりだった。

作者について

作者のヴィジェ=ルブランは1755年にフランスのパリで画家の父と美容師の母の間に生まれ、若い頃から絵画の才能を発揮した。20代の頃、王妃マリー・アントワネットに気に入られ、女性宮廷画家として多数の肖像画を残す。アカデミー会員になることができたのもこの時期である。夫が画商だったことなどで入会が危ぶまれたものの、マリー・アントワネットの働きかけで入会が認められた。ただし、フランス革命後は女性メンバーが認められなくなり、会員資格を抹消されている。

フランスの王族や貴族たちにひいきにされたヴィジェ=ルブランだったが、フランス革命が起こってからは、危険を避けるため国外を転々とした。イタリアやロシアなどで引き続き肖像画家を続け、ここでも多数の貴族・王族の信頼を得た。晩年はパリに戻り、1842年に死去した。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名豊穣を連れた平和
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1780年 - 1780年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ103cm
  • 横幅133cm
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