作品概要

目隠し鬼》は、画家のジャン・オノレ・フラゴナールによって制作された作品。制作年は1769年から1770年で、トレド美術館に所蔵されている。

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《目隠し鬼》はフランスのロココ期の画家ジャン・オノレ・フラゴナールによって描かれた作品である(カンバス、油絵)。

貴族の遊び

少女は目隠しの下から覗き見をしており、この遊びは誘惑への口実である。2人の人物は田舎風の服を着ているが、おそらくは貴族かブルジョワ階級の身分で田舎者を演じて遊んでいる。背景は木にも見えるがステージセットの可能性もある。端的に言うと、本作は真実と嘘、現実とフィクションの境界を無くしている。

トレド美術館(オハイオ、アメリカ)は本作を次のように述べている。

「いちゃいちゃする若者のシーンを冗談めかしたエロチックさと感覚で描いた本作は、18世紀フランス貴族のロマンチックで牧歌的なテーマへの嗜好を満たしている。人物は一見田舎風に着飾っているが、実際にはありえないほど綺麗でファッショナブルな服を着ている。女性の靴にはエレガントな蝶結びすらある。」

《シーソー》との関連

《目隠し鬼》は《シーソー》(ティッセン・ボルミネッサ美術館、マドリッド)とセットにすることを意図して描かれた。両作品はフラゴナールが師事したフランソワ・ブーシェ(1695〜1786)のスタイルと心持ちによって描かれている。ブーシェによるトレーニングの成果は装飾的に咲き誇る花や木に現れている。

しかし、フラゴナール自身のスキルも《目隠し鬼》の素晴らしい構図に見てとることができる。盲目の男性のハッタリは求婚のメタファーとも考えられ、シーソーの揺れは明らかにセックスのメタファーだと考えられるだろう。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン・オノレ・フラゴナール
  • 作品名目隠し鬼
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1769年 - 1770年
  • 製作国不明
  • 所蔵トレド美術館 (アメリカ)
  • 種類カンバス、油彩
  • 高さ116cm
  • 横幅91cm
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