作品概要

白いペチコートに青いベルベット・ドレスのマリー・アントワネット》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって描かれた作品。制作年は1788年から1788年で、ヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されている。

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自主的に描いた肖像画

ヴィジェ=ルブランは1787年のサロンで、有名な《マリー・アントワネットと子供たち》を発表した。これは王室からの注文で製作した作品であった。その翌年に、フランス革命の迫る中で描かれたこの作品は、ヴィジェ=ルブランが自主的に製作したものであると思われる。

構図は前作と似通っているものの、こちらの作品の王妃は歳を重ねたことが分かり、より王妃として威厳のある顔つきをしている。前作のドレスは赤色だったが、今回は白いサテンのペチコートに青いベルベットのドレスを身に着け、高く飾り立てた髪にはダチョウの羽が飾られている。手には祈祷書を持っている。テーブルの上には花瓶が置かれているが、これは王妃が田舎風の生活を好んだことと、花への興味を示していると思われる。

王妃との信頼関係

ヴィジェ=ルブランは、今後も王妃の肖像画を描くことになると思っていただろうが、結局、その後依頼を受けることはなく、1789年にはアレクサンドル・クシャルスキが彼女に代わってマリー・アントワネットの専属画家となった。ヴィジェ=ルブランは、この作品を何年も売らずに手元に置いておいた。

ヴィジェ=ルブランが初めてマリー・アントワネットの肖像画を描いたのは1778年。アントワネットは彼女を気に入り、自身の肖像画家にするとともに、個人的な友情関係も育んだ。豪華な生活を送るアントワネットに対して世間は批判的だったが、ヴィジェ=ルブランは彼女のイメージを向上させるために、子供と一緒の肖像画を描いて、王妃を支援した。一方マリー・アントワネットは、当時数名しか女性会員がいなかった王立絵画彫刻アカデミーにヴィジェ=ルブランが入会するのを手助けした。

基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名白いペチコートに青いベルベット・ドレスのマリー・アントワネット
  • 制作年1788年-1788年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ヴェルサイユ宮殿美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ271cm
  • 横幅195cm
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