作品概要

ラ・シャトル伯爵夫人》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1789年から1789年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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亡命前の傑作

ラ・シャトル伯爵夫人、本名マリー・シャルロット・ルイーズ・ペレット・アグラエ・ボンタン(1762–1848)を描いた作品。作者は、マリー・アントワネットの肖像画家として活躍し、18世紀で最も重要な女性画家と言われるヴィジェ=ルブラン。ヴィジェ=ルブランは1789年、フランス革命による身の危険から逃れるために国外に亡命するが、この作品はその直前に描かれた傑作のうちの一つである。

夫人は物憂げな表情をして本を手に腰掛けており、優雅であると同時に自然主義的に描かれている。彼女は白いモスリン・ドレスを着ているが、これは当時マリー・アントワネットが着て以来流行になった、コルセットが必要ないシンプルなドレスである。ヴィジェ=ルブランはこのドレスを好み、自画像を含む多数の作品でモスリン・ドレスを描いている。

国王の従者の娘

ラ・シャトル伯爵夫人の父親は、先祖代々フランス王家に仕えており、宮廷内で影響力のある立場となっていた。多額の持参金も用意することができたので、彼女は身分の高い相手と結婚することができた。彼女は1778年、16歳の時、35歳のラ・シャトル伯爵と結婚した。ラ・シャトル伯爵は由緒ある家柄の出身で軍の中将をしており、王党派の保守的な人間であった。夫婦は一男をもうけるが、若くして亡くなっている。

1793年、年の離れた夫とそりが合わなかったのか、離婚してジョークール侯爵と再婚する。保守的だった前夫とは対照的に、彼はリベラル思想の持主でプロテスタント信者、立憲君主制の支持者であった。彼との間に子供はできなかったが、血縁者の養子を迎えた。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名ラ・シャトル伯爵夫人
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1789年 - 1789年
  • 製作国フランス
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ114.3cm
  • 横幅87.6cm
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