作品概要

鏡を覗き込むジュリー・ルブラン》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1786年から1786年で、個人蔵に所蔵されている。

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愛娘の肖像

ヴィジェ=ルブランは一人娘のジャンヌ・ジュリー・ルイーズ(1780–1819)を溺愛しており、多くの肖像画を描いている。この作品が描かれたときジュリーは6歳で、鏡を使って横顔と正面からの彼女の真剣な表情を巧みに描いている。母の娘に対する愛情が感じられると同時に、彼女の卓越した絵画の腕前がわかる作品となっている。

ヴィジェ=ルブランの父親は画家だったが、彼女が12歳の時に死去した。母親の再婚相手を彼女は気に入っておらず、母親の再婚と同時期に彼女自身も画商のジャン=バティスト・ピエール・ルブランと結婚して、家を出ている。その夫との間に娘ジュリーが生まれた。出産の直前まで、絵を描いていたという。ジュリーが幼いころから、ヴィジェ=ルブランは深い愛情を持って愛娘を作品の中に描いてきた。

王妃の肖像画家として

ヴィジェ=ルブランは20代前半でマリー・アントワネットの肖像画家となり、彼女の信頼を得て名声を博した。マリー・アントワネットの肖像画の中にも、子供たちと一緒にいる姿を描いたものがある。当時すでに豪華な暮らしぶりから批判を浴びていたアントワネットだが、ヴィジェ=ルブランは王妃の愛情あふれる母親としての姿を描くことで、イメージ向上に貢献したという。

この作品が描かれたわずか3年後、フランス革命から逃れるため、ヴィジェ=ルブランは娘ジュリーを連れて国外に亡命した。ジュリーは母と同じように画家となったが、フランスに帰国した後の1819年に39歳で母よりも先に亡くなっている。ヴィジェ=ルブラン自身は1842年にパリで没した。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名鏡を覗き込むジュリー・ルブラン
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1786年 - 1786年
  • 製作国フランス
  • 所蔵個人蔵 (不明)
  • 種類油彩
  • 高さ73.7cm
  • 横幅61cm
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