作品概要

自画像》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1800年から1800年で、エルミタージュ美術館に所蔵されている。

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肖像画家の自画像

この絵は、ヴィジェ=ルブランがフランス革命を逃れてロシアに滞在していた間に描かれた自画像である。フランスでマリー・アントワネットをはじめとする王族や貴族の肖像画を描いた経験を生かして、ヴィジェ=ルブランはロシアでも王宮で働き、皇族や貴族たちの肖像画を担当した。

この自画像でヴィジェ=ルブランはまさに絵画を制作中の自らを描いている。キャンバスに描かれているのは皇帝アレクサンドル1世の妻エリザヴェータ・アレクセーエヴナ皇后である。その動作は生き生きとしていると同時に優雅さがあり、少々女性のなまめかしさも感じさせる。

祖国を離れて

フランス革命が本格化した1789年、マリー・アントワネットと親しい間柄で庇護を受けていたヴィジェ=ルブランは、身の安全のために娘を連れて密かにフランスを出国した。はじめ彼女はイタリアに向かった。ローマで古美術品や絵画を鑑賞したり、自らも絵画を制作したりしながら、いくつかの都市を転々とした。

そんな中、1793年10月にマリー・アントワネット処刑の知らせを聞き、ヴィジェ=ルブランは悲しみに暮れた。だが帰国の許可が下りず、1802年にパリに戻るまでオーストリア、ロシア、エストニア、ドイツで暮らした。フランスに帰国できたのは、パリに留まっていた元夫ジャン・ルブランの働きが大きい。ジャンとは離れ離れになっている間に離婚したものの、パリに帰ってからも2人は友人として過ごした。

ロシアでは、サンクトペテルブルクとモスクワに滞在し、サンクトペテルブルク帝国美術アカデミーの名誉会員にもなっている。エカチェリーナ2世の肖像画も描く予定だったが、依頼を受けた一週間後に彼女は亡くなってしまった。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名自画像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1800年 - 1800年
  • 製作国ロシア
  • 所蔵エルミタージュ美術館 (ロシア)
  • 種類油彩
  • 高さ78.5cm
  • 横幅68cm
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