作品概要

セギュール伯爵夫人》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1785年から1785年で、ヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されている。

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美しき宮廷人

セギュール伯爵夫人、アントワネット・エリザベート・マリー・ダゲッソー(1756–1828)は、フランスの貴族。外交官・歴史家であり、アメリカ独立戦争の支持者だったセギュール伯爵ルイ・フィリップの妻である。彼女は歯を見せて笑っているが、貴族は伝統的に肖像画で歯を見せて笑うことはないので、珍しい。この作品にみられる、差し込む光とそれによってできる影による効果を作り出すスタイルは、ヴィジェ=ルブランがルーベンスの《シュザンヌ・フールマンの肖像》を見て影響を受けたものである。

セギュール伯爵夫人は著名な父親を持ち、ヴィジェ=ルブランの友人の一人だった。その美しさや気高さ、親切さで知られたセギュール伯爵夫人は、流行にも敏感だった。この肖像画の中で彼女はシンプルなドレスに大ぶりの耳飾りをつけ、頭には帽子を被っている。髪の毛に色を変えるための髪粉を振っていないのは、当時のパリの上流階級の新たな流行だった。1785年のサロンにこの絵を出品したことで、宮廷でどんなファッションが流行しているのか多くの人々が知ることができたのである。

作者について

作者のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン(1755-1842)は、18世紀で最も成功した女性画家と言われる人物。パリで生まれ、画家だった父親の影響もあってか、子供時代から絵画の才能があり、10代ですでにプロの画家として活動していた。

彼女を最も有名にしたのは、フランス王妃マリー・アントワネットの肖像画家となったことだろう。1778に王妃の最初の肖像画を描いて以来気に入られ、約6年の間アントワネットとその家族の肖像画を30点以上描いた。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名セギュール伯爵夫人
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1785年 - 1785年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ヴェルサイユ宮殿美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ92.1cm
  • 横幅73cm
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