作品概要

眠れるお針子》は、画家のジャン=フランソワ・ミレーによって制作された作品。制作年は1844年から1845年で、山梨県立美術館に所蔵されている。

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家庭の一場面

ミレーは、修業時代を過ごしたシェルブールを去り、パリの画壇という激しい競争の舞台に身を投じる準備として、この《眠れるお針子》を描いた。主婦の主な仕事のひとつである家族の服作りという場面を選び、恋人になったばかりのカトリーヌ・ルメール(後の彼の妻)をモデルとして使用したこの作品で、ミレーは日々の生活という主題に芸術の焦点を置いた。《眠れるお針子》は、村の主婦や田舎の羊飼いを多く描いたミレーの作風の初期のものである。

技術

眠るお針子を描き出す明るい色、特にスカートの縦縞に使われているターコイズ色と、頭のスカーフや頬の赤色というバランスのとれた相補的な色合いを用いることで、ミレーは肖像画家や小さくかわいらしい場面を描く画家としての業績を築いた。さらに、色調の調整や幅広い技能を駆使し、光の効果と大きな筆運びにより複雑な構成の絵を描くことを可能にした。この作品により、ミレーは最も深い熱意を表現する主題と技術を融合させた。

モデルについて

ミレーは、彼の芸術活動を応援していた働き者の母親と祖母を賛美しており、それが家事に深く没頭する女性を描くという作風の基礎を築いた。1845年よりカトリーヌ・ルメールと付き合い始めると、彼女は数多くの縫物や編み物の場面のモデルとなった。カトリーヌは元々ミレーの小間使いとして働いていた女性で、1846年に第一子を出産しているが、正式に結婚したのは1853年とかなり後になる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=フランソワ・ミレー
  • 作品名眠れるお針子
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1844年 - 1845年
  • 製作国フランス
  • 所蔵山梨県立美術館 (日本)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ45.7cm
  • 横幅38.1cm
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