作品概要

シャルル・アレクサンドル・ド・カロンヌ伯爵》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1784年から1784年で、イギリス王室コレクションに所蔵されている。

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自信溢れる肖像

シャルル・アレクサンドル・ド・カロンヌ(1734-1802)は、ルイ16世時代に財務総監を務めた人物。ヴィジェ=ルブランは、このカロンヌの肖像画を含む10点以上の作品を1785年のサロンに出展した。

カロンヌは、官職によって身分を保証された法服貴族であることを示す衣装に、サン=テスプリ勲章のリボンと星を身に付けている。国王にあてた文書を手に持つことで、自身の権威ある立場を誇示し、自信に満ちた表情をしている。彼の周囲の布地や装飾品は精巧に描かれ、ヴィジェ=ルブランの卓越した描写力を示している。

官職から転落

フランス北部のドゥーエに生まれたカロンヌは、パリで法律を学ぶと、すぐにその才能を発揮し、検事総長、国務院調査官などの要職に就いた。1783年に財務総監に就任すると、フランスの財政・行政の構造改革に取り組むが、努力が報われることはなく、1789年のフランス革命につながる政府の危機を助長することとなった。この肖像画が描かれた時点では、その後の凋落など全く予想していなかっただろう。

財政立て直しの失敗を受けて解雇され、一線を退いた彼は、イギリスに渡って亡命貴族の支援をした。その費用を捻出するために、この肖像画を含む膨大な絵画のコレクションを売却してしまったという。

ヴィジェ=ルブランとカロンヌには、この肖像画をめぐって不倫関係にあるとのうわさもあったらしい。だが彼女は自身の回顧録の中で、絵になる美しいものを愛する自分が、かつらをかぶった男性に惹かれるはずがない、と噂を完全に否定している。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名シャルル・アレクサンドル・ド・カロンヌ伯爵
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1784年 - 1784年
  • 製作国フランス
  • 所蔵イギリス王室コレクション (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ155.5cm
  • 横幅130.3cm
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