作品概要

プゼ侯爵夫人とルージェ侯爵夫人とふたりの息子》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1787年から1787年で、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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未亡人たち

ヴィジェ=ルブランにしては珍しい、4人の人物が会話している様子を描いた作品。2人の侯爵夫人はどちらもヴィジェ=ルブランの友人である。子供は2人とも中央に座っているルージェ侯爵夫人の息子で、アレクシとアドリアン。

プゼ侯爵夫人の夫は軍人・作家だったが、この絵画が描かれた時点ではすでに死去しており、夫人は未亡人だった。ルージェ侯爵夫人もまた、軍人の夫を結婚からわずか5年で亡くしていた。同じような境遇もあってか2人は親友同士だったようだ。

この絵画はルージェ侯爵夫人の依頼で製作されたものであり、家族愛と友情をたたえる作品となっている。この時キャリアの絶頂にあったヴィジェ=ルブランは、モデルたちの穏やかな表情と光輝く衣装を見事な技巧で描き出している。

上流階級の女性を描いた画家

ヴィジェ=ルブランが製作した作品の約3分の2は肖像画である。その多くは女性や子供をモデルとしているが、どれも理想化された姿で描かれ、家族のように似通った印象を与える。この作品の2人の女性(プゼ侯爵夫人とルージェ侯爵夫人)は、服装や顔が似ており、姉妹のようにも見えるが、血縁関係はない。

ヴィジェ=ルブランは、この肖像画のモデルとなった貴族たちと同じ世界に生きる画家だった。王妃マリー・アントワネットに気に入られ、王妃の肖像画家としてヴェルサイユ宮殿に約6年間勤めていた彼女は、宮廷の周辺人物とも親交があり、彼らの肖像画を数多く描いた。当時の華々しい活躍もさることながら、現代においても18世紀で最も重要な女性画家と言われ、人気を集めている。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名プゼ侯爵夫人とルージェ侯爵夫人とふたりの息子
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1787年 - 1787年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ワシントン・ナショナル・ギャラリー (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ123.4cm
  • 横幅155.9cm
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