作品概要

ヴァン・ダイク風衣装のマイイ夫人》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1783年から1783年で、個人蔵に所蔵されている。

詳細な画像を見る

技巧的な衣装

マイイ元帥夫人あるいは伯爵夫人(1761-1840)はフランス王妃マリー・アントワネットの取り巻きの1人。アントワネットはマイイ夫人の優しさと茶目っ気を気に入っていたという。

この肖像画で彼女はプリーツの入った襟、ぴったりとした胴着、スリットの入った袖のついたシルクのドレスという、技巧的で洗練された衣装を身に着けている。このような衣装はスペイン風、あるいは17世紀の画家ヴァン・ダイクの作品にみられるような衣装、ということでヴァン・ダイク風とも言われていたようだ。

マイイ夫人とその家族

マイイ夫人は1778年、歴史ある貴族の家系出身で元帥のオーギュスタン・ジョゼフ・ド・マイイと結婚した。オーギュスタンにとって3度目の結婚で、夫人は10代、夫は70代という年の差だったものの、2人の関係は良好だったという。夫はフランス革命の際にギロチンで処刑されたが、マイイ夫人と息子アドリアンは難を逃れてパリで隠れて生活した。

1797年に亡夫の財産が返還されたのち、ナポレオンの命によりマイイ夫人は宮廷で生活し、17歳だったアドリアンは士官学校へ送られることとなった。アドリアンはロシアでの戦いで負傷するが、マイイ家を断絶させたくなかったナポレオンにより命を救われた。マイイ夫人は79歳で死去した。

作者のヴィジェ=ルブランは、18世紀で最も重要な女性画家と言われる人物。マリー・アントワネットの肖像画家として、アントワネットやその周辺の人々の肖像画を多数制作した。フランス革命の際は国外に逃れて、ヨーロッパ各地を転々としながら絵画制作を続け、晩年フランスに戻った。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名ヴァン・ダイク風衣装のマイイ夫人
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1783年 - 1783年
  • 製作国フランス
  • 所蔵個人蔵 (不明)
  • 種類油彩
  • 高さ73.5cm
  • 横幅59cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • ヴァン・ダイク風衣装のマイイ夫人の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。