作品概要

自画像》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1790年から1790年で、ウフィツィ美術館に所蔵されている。

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イタリア滞在中の作品

作者ヴィジェ=ルブランは、マリー・アントワネットの肖像画家をしていたが、そのためにフランス革命の際は身の危険を避けるため、フランスを離れざるを得なかった。この作品はイタリア滞在中に描かれたものである。この自画像は彼女の作品で最も有名なものの一つであり、ロココ様式の後期の一例といえる。

亡命生活も悪いことばかりではない。彼女はイタリアで憧れの芸術作品たちに触れる機会を得た。フィレンツェのウフィツィ美術館では有名画家たちの自画像を鑑賞したが、彼女自身の自画像もそこに加わることとなった。彼女はパレットと絵筆を手に、王妃の肖像画を描いている最中である。その題材と、画家自身が身に付けているエレガントな黒いシルクのドレスは、フランス国王の下で画家を務めた彼女の力と名声を物語っている。赤い帯が大胆なアクセントになっている。

革命を生き抜いて

この絵画が描かれる間にも、貴族の贅沢三昧の生活に不満を爆発させた民衆たちにより、フランス革命が進行していた。彼女のよき理解者であったマリー・アントワネットは権力の座から引きずり降ろされ、彼女の夫ルイ16世と共に処刑されることとなる。ヴィジェ=ルブラン自身は、革命が落ち着き帰国できるようになるまで、イタリア滞在の後はオーストリア、ロシアなどを一人娘と共に渡り歩いた。

ヴィジェ=ルブランが反革命者リストから外され、フランスに戻ることができたのは1804年。離婚後も仲の良かった元夫が、不法亡命者扱いとなっていたヴィジェ=ルブランが無事帰国できるよう、奔走したことも大きかった。1842年にパリで没するが、その時には彼女を有名にしたマリー・アントワネットと、最愛の一人娘のジュリーはすでに先立っていた。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名自画像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1790年 - 1790年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウフィツィ美術館 (イタリア)
  • 種類油彩
  • 高さ100cm
  • 横幅81cm
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