作品概要

晩鐘》は、画家のジャン=フランソワ・ミレーによって制作された作品。制作年は1857年から1859年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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《晩鐘》は、フランスの画家ジャン=フランソワ・ミレーによって1857年から1859年にかけて制作された油彩画である。アメリカの美術収集家トーマス・ゴールド・アップルトンにより依頼されたこの作品は、19世紀後半、バルビゾン派絵画の中でも破格の値段をつけられたことで有名である。

ミレーはこの作品の着想に関して、「私の祖母が畑で​​働いているときに教会の鐘が響くのを聞くと、貧しい人々のための祈りをささげるために仕事の手を止めていたことを思い出したことによる」と述べている。

図像解説

シャイイ=アン=ビエールの教会塔を見下ろすバルビゾン村における、ジャガイモ収穫期の二人の農夫を描いている。彼らは地平線に見える教会から鳴り響く晩鐘とともに、祈りをささげている。足元には小さなジャガイモのかごがあり、その周辺に荷車と干し草用フォークがある。

この二人の人物の関係は、夫婦である、あるいは農夫と女奴隷であるなど、様々な解釈がなされてきた。 1889年の販売カタログには、単に「若い農民とその同伴者」と記載されていた。

祈りか弔いか

サルバドール・ダリは学校でこの作品の印刷を見て、これは祈りの儀式ではなく葬儀の場面であり、夫婦は死んだ幼児のために悲しんでいると主張した。この解釈は不評だったが、ダリの主張によれば、ルーヴルによるX線照射が、ジャガイモかごのそばに棺に似た幾何学的な形の塗りつぶし跡を示したと言う。

ミレーは、おそらくクールベによる有名な絵画《オルナンの埋葬》(1850年)の農村版として、元々は墓地を描いていたが、教会を描き加えることによって晩鐘という主題に変更した可能性もある。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=フランソワ・ミレー
  • 作品名晩鐘
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1857年 - 1859年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ55.5cm
  • 横幅66cm
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