作品概要

ユピテルとアンティオペ》は、画家のジャン・アントワーヌ・ヴァトーによって制作された作品。制作年は1714年から1719年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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《ユピテルとアンティオペ》はアントワーヌ・ヴァトーによって描かれた油絵である。本作品は別名《サテュロスと眠るニンフ》としても知られている。出入り口に飾ることを想定して作られた作品で、現在はルーブル美術館に飾られている。

作品の登場人物

本作品は楕円形の形をしており、手前で裸で眠るアンティオペとその背後でブドウのつるの冠をかぶるサテュロスが描かれている。ブドウのつるの冠は神バッカスの存在を表している。

アンティオペの前身は薄い、暖色で描かれており、作品の暗いイメージに明かりを入れている。それに対し、サテュロスは日焼けした筋肉質な体で描かれており、アンティオペとのはっきりとしたコントラストが成されている。

作品の下部はダークブラウンのトーンで描かれ、露出した土壌に縁どられた奈落の底となっている。土壌の左右には曲がりくねった根が生えており、ぼんやりとした木々へと続いている。

神話的背景

本作品はギリシャ神話のゼウスがアンティオペを誘惑する物語から描かれており、この物語は後にローマ神話に取り込まれ、ローマ神話では神はユピテルとされている。この神話では、テーバイ王ニクテウスの美しい娘アンティオペがサテュロスの姿をしたゼウスに驚かされ、誘惑される。そして、アンティオペは妊娠し、双子のアンフィオンとゼトスを出産する。

双子のアンフィオンとゼトスは後にニクテウスの兄弟リュコスを殺してしまう。これはアンティオペ対する彼の扱いへの復讐であり、殺害後にテーバイを占領する。サテュロスとニンフはギリシャ神話における二極を成している。ニンフは心理学用語ニンフォマニア(女子色情症)、サテュロスはサチリアージス(男子色情症)のもととなっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン・アントワーヌ・ヴァトー
  • 作品名ユピテルとアンティオペ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1714年 - 1719年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油絵
  • 高さ73cm
  • 横幅107.5cm
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