作品概要

ヒエロニムスと洗礼者ヨハネ》は、画家のマサッチオによって描かれた作品。制作年は1428年から1428年で、ナショナル・ギャラリー(ロンドン)に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《ヒエロニムスと洗礼者ヨハネ》はルネッサンス期のイタリア人画家であるマサッチオが亡くなる前の1428年にて描いたテンペラ画作品である。この作品は、既存するマサッチオの絵の中で、彼が最後に描いたと思われている作品である。

この作品は元々イタリアのローマにあるサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂にて飾られていたが、現在はイギリスのロンドンにあるナショナル・ギャラリーにて所蔵されている。

モデルについて

《ヒエロニムスと洗礼者ヨハネ》に描かれているヒエロニムスは聖書のラテン語訳であるヴルガータ訳の翻訳者として認識されていおり、一部の教会では、彼の事を聖人と呼んでいる。マサッチオが描いたヒエロニムスは枢機卿の赤い服装を着ており、両手にはそれぞれヴルガータと教会の模型を手にしている。

ヒエロニムスの隣に立つ洗礼者ヨハネも幾つかもの特徴的な属性で描かれている。洗礼者ヨハネは毛皮のベストを身に着けており、頂点部分に十字架が飾られているスティックを左手に持っている。

スタイル

2人の聖人は、両方とも国際ゴシック様式の伝統的な柔らかい表現からは遠い、非常に表現力豊かなスタイルによって描かれている。ヒエロニムスは威厳のある厳しい表情であるが、その隣にいる洗礼者ヨハネは少し悲しそうな表情をしている。

マサッチオの観察眼はとても優れていたものであり、彼が描いた人体の構造はとてもリアルな物である。例えば、この絵の中でも、洗礼者ヨハネの足は地面にしっかりとついており、服の下から見える足もきちんと短く描かれている。

基本情報・編集情報

  • 画家マサッチオ
  • 作品名ヒエロニムスと洗礼者ヨハネ
  • 制作年1428年-1428年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ナショナル・ギャラリー(ロンドン) (イギリス)
  • 種類テンペラ
  • 高さ114cm
  • 横幅55cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • ヒエロニムスと洗礼者ヨハネの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。