作品概要

桜桃色のリボンをつけた自画像》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1781?年から1781?年で、キンベル美術館に所蔵されている。

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可愛らしい自画像

18世紀を代表する女性画家ヴィジェ=ルブランの26歳頃の自画像である。この時すでに、ヴィジェ=ルブランはパリの社交界で有名になっていた。この自画像で彼女は桜桃色のリボンのついた白のシュミーズドレスを着た姿で描かれている。この服装によって彼女の健康的な白い肌、暗い目の色と髪の色が引き立っている。黒い帽子も、額縁のような役割をして彼女の顔を浮き出たせている。若々しさと穏やかさが感じられる自画像である。

この数年前から、ヴィジェ=ルブランはフランス王妃マリー・アントワネットの肖像画家として働き始めていた。だが、この作品では自身を画家としてではなく、社交界の可愛らしく魅力的な1人の女性として描いている。まるで彼女が描く王妃や貴族たちのような佇まいである。着ているシュミーズドレスは当時流行していたもので、ヴィジェ=ルブランは他の作品にも好んで採用している。

若くして成功

ヴィジェ=ルブランには画家の父親がいたが、早くに亡くなったため、ほとんど独学で絵画を学んだ。1778年に20代前半でマリー・アントワネットの肖像画家となり、王妃と信頼関係を築いた。アントワネットの推薦もあって1783年には王立絵画彫刻アカデミーの数少ない女性会員となり、名声を得た。彼女の作品が初めてアカデミーのサロンに展示された際には非常に高く評価され、社交界で噂の的となったという。

こうして若くして成功をつかんだものの、フランス革命によって国外退避を余儀なくされ、一時はヨーロッパ各地を転々とした。だが彼女の才能と名声は揺らぐことなく、各地で王族や貴族の肖像画を数多く描いている。生涯に描いた作品数は肖像画が660点以上、風景画が約200点に上る。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名桜桃色のリボンをつけた自画像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1781?年 - 1781?年
  • 製作国フランス
  • 所蔵キンベル美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ64.8cm
  • 横幅54cm
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