作品概要

ヴォードルイユ伯爵》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1784年から1784年で、バージニア美術館に所蔵されている。

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画家のパトロン

ヴォードルイユ伯爵(1740―1817)はルイ16世時代のフランスの貴族。王妃マリー・アントワネットの取り巻きだったポリニャック公爵夫人の愛人とされ、彼女を通して宮廷に強い影響力を発揮していた。国王の弟で、浪費癖が強かったアルトワ伯爵(後のシャルル10世)とも親しくしていた。

彼は美術通で美術品の収集家であり、作者ヴィジェ=ルブランにとっては個人として最大のパトロンだった。肖像画の中で、彼は装飾の施された正装に身を包み、穏やかな表情で椅子に座っている。胸元にはいくつかの勲章もみられる。

1784年、ヴィジェ=ルブランはヴォードルイユ伯爵の肖像画を2点制作した。彼は、愛人ポリニャック公爵夫人の肖像画をはじめ、ヴィジェ=ルブランの作品を多数所有していた。ヴィジェ=ルブランとヴォードルイユ伯爵は恋愛関係にあったのではないかと推測する者もいるが、ポリニャック公爵夫人は他の愛人の存在を認めなかったと思われるので、可能性は低い。

フランス革命以降

フランス革命が始まると、ヴォードルイユ伯爵はアルトワ伯爵と共に国外へ亡命し、オーストリア領ネーデルラントに移り住んだ。その後の約25年間は、反革命を画策して過ごしていた。愛人とされたポリニャック公爵夫人も同様にオーストリアに亡命したが、彼女との仲はこの頃すでに冷め切っていたようで、彼女が亡くなった際も葬儀には出席しなかった。

その後、イギリスに移ったヴォードルイユ伯爵は、いとこの娘と結婚して息子を2人もうけた。晩年はフランスに戻っている。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名ヴォードルイユ伯爵
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1784年 - 1784年
  • 製作国フランス
  • 所蔵バージニア美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ132.1cm
  • 横幅98.8cm
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