作品概要

ポリニャック公爵夫人》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1782年から1782年で、ヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されている。

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リラックスした衣装で

ポリニャック公爵夫人(1749 – 1793)はマリー・アントワネットの親友であった。この肖像画の中では、健康的な顔色をして黄金色の日光に照らされ、麦わら帽子と当時流行のモスリンドレスに身を包んでいる。

マリー・アントワネットと彼女の取り巻き達は、ヴェルサイユ宮殿で窮屈な正装のドレスを着るのに疲れ始めていた。1780年代初頭には、プライベートな場でではあるが、彼女たちはコルセットなどの拘束のないモスリンのシュミーズ・ドレスを着るようになっていた。この肖像画でも、軽く巻かれたベルトと、布地の柔らかい質感がわかる。

青空をバックに麦わら帽子を着た女性という構図は、ヴィジェ=ルブランがベルギーを訪れた際に見たルーベンスの《麦わら帽子(シュザンヌ・フールマンの肖像)》に影響を受けている。この《ポリニャック公爵夫人》の他にも似たような構図の作品を何点か見つけることができる。

王妃の取り巻きの一人

ポリニャック夫人は明るい性格で、1774年からマリー・アントワネットの親友となり、王妃が信頼する人々で構成される取り巻きの一員となった。マリー・アントワネットは宮殿での儀礼で固められた生活に疲れた時には、離宮プチ・トリアノンで彼女たちと過ごすことを楽しみとした。この肖像画もプチ・トリアノンでの光景を意識していると思われる。

1780年に侯爵夫人となったポリニャック夫人は、名誉ある役職である国王子女の養育係にも任命され、優雅な生活を謳歌した。その代わり、フランス革命時には非難の対象となる。フランス国外への亡命を余儀なくされたが、彼女はマリー・アントワネットと離れ離れになることにひどく動揺していたという。国外に逃れた後もマリー・アントワネットとは手紙のやり取りを続けていた。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名ポリニャック公爵夫人
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1782年 - 1782年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ヴェルサイユ宮殿美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ92.2cm
  • 横幅73.3cm
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