作品概要

エチエンヌ・ヴィジェ》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1773年から1773年で、サンルイ美術館に所蔵されている。

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弟の肖像

この絵はヴィジェ=ルブランが18歳の頃、3歳年下の弟のエチエンヌを描いたもの。画家が18歳にしてすでに卓越した絵画の才能を持っていたことがわかる。絵の中で、エチエンヌはポートフォリオとペンシルホルダーを抱えた素描画家の姿で描かれている。

作者のヴィジェ=ルブランは、18世紀を代表する肖像画家の一人。画家の父親のもと、若い頃から画家としての才能を発揮。マリー・アントワネットの信頼を得て、宮廷画家として肖像画を多数残している。彼女の弟でこの肖像画のモデルである弟エチエンヌも、このような芸術家の家族に囲まれて育ったためか、後に詩人・劇作家として活躍することになる。

革命に翻弄されて

エチエンヌは1758年生まれ。詩人・劇作家として活動し、明るくウィットに富んだ性格もあって社交界で人気を得た。プロヴァンス伯爵夫人の秘書も務めていた。ピアニストや歌手などをしていたシュザンヌと結婚、一女をもうけた。

フランス革命に際しては、マリー・アントワネットの肖像画を描いていた姉とは対照的に革命賛成派に回った。フランス革命を称賛する詩を書いたが、その後ジロンド派(革命時の政治派閥の一つ)支持者として逮捕されて以降、政治的な活動からは身を引く。その時の時勢に応じて、権力者を褒め称える詩を書いていた。

その後、1794年には文芸誌の編集者や、教師を務めたりしたが、以前のような人気を得ることはできなかった。しかしながら、1820年に亡くなるまでの間に、戯曲や詩集などいくつかの作品を残している。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名エチエンヌ・ヴィジェ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1773年 - 1773年
  • 製作国フランス
  • 所蔵サンルイ美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ61.6cm
  • 横幅50.5cm
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