作品概要

化粧》は、画家のフランソワ・ブーシェによって制作された作品。制作年は1742年から1742年で、ティッセン=ボルネミッサ美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《化粧》は、フランスの画家フランソワ・ブーシェによって1742年に描かれた絵画である。スペイン・マドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館に所蔵されている。1736年から1742年までパリでスウェーデン大使を務めたカール・グスタフ・テッシンにより依頼され、制作された。

図像解説

作品は、かなり散らかった室内で、後姿のメイドが差し出す帽子を選びながらガーターを結ぶ女性を描いている。この軽薄で魅惑的な場面設定は、18世紀のフランスのインテリアに関する貴重な資料にもなっている。

壁と椅子は明るい黄色の布で覆われており、鳥の描かれた中国風の屏風が目立っている。この屏風は部屋の端や、額に入った女性の頭部の描かれた絵の一部を隠している。暖炉の前の床には、ふいご、ブラシ、うちわなどが雑多に転がっており、さらにマントルピースの上にも同じようにさまざまな物が置かれているのが見える。

女性の足下では遊び好きな小さな猫が、火花よけの衝立に掛けられた袋から出ている毛糸のボールをおもちゃにし、糸で遊んでいる。

妻がモデル?

主人公のモデルは、画家の妻マリー=ジャンヌ・ビュゾーであるとされてきた。しかし、ニューヨークのフリック・コレクションにある彼女の肖像画は、本作に描かれた女性の顔と明らかに似ていない。また、画家が妻を描くにしてはふさわしくない、だらしなくいかがわしい形で描かれているという事実が、この説を否定している。

この絵画は、服を着るなどの日常的な行動の中で、女性が気兼ねなく脚をあらわにする瞬間を盗撮的に描いたものといえるだろう。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家フランソワ・ブーシェ
  • 作品名化粧
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1742年 - 1742年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ティッセン=ボルネミッサ美術館 (スペイン)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ52.5cm
  • 横幅66.5cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • 化粧の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。