作品概要

レダと白鳥》は、画家のフランソワ・ブーシェによって制作された作品。制作年は1741年から1741年で、ストックホルム国立美術館に所蔵されている。

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高い評価を得た傑作

1742年、ブーシェはこの作品をサロンに出展した。すぐに傑作として賞賛され、ブーシェは模写を描き、1742年6月にスウェーデンに出荷した。これが現在まで残っている作品である。元の作品は紛失したが、1980年代に発見され、特定された。自由な描き方や柔らかな輪郭は、ブーシェ作品の中でも本作を特に美しいものにしている。

主題の物語

この作品は、ギリシャ神話のレダと白鳥の物語を描いている。ゼウスが白鳥に化けてスパルタ王の妻レダに近づき、彼女を誘惑する物語である。このテーマはルネサンスやバロックの画家に人気のあるものであった。

多くの逸脱

ブーシェは元の物語に固執しなかった。この作品は、レダと白鳥絵画によく見られる特徴から、多くの点で逸脱している。

ルネサンス期の画家、たとえばミケランジェロなどはこの場面を、裸のレダと白鳥が官能的に抱き合うシーンを描くことで表現している。しかしこの作品では女性が二人おり、レダと白鳥という一組の男女の組み合わせが描かれていない。これは珍しいことである。どちらの女性がレダであるのかどうかも、はっきりとは示されていない。また、背景にクピドの姿が描かれていないのも、あまりないことである。

さらに、ゼウスの化けた白鳥には、有無を言わせず関係に及ぼうとする威圧的な欲望といったものが全く見られない。通常、白鳥の伸ばした首は男根の象徴として描かれるが、この作品ではそうならないように計算された上で描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家フランソワ・ブーシェ
  • 作品名レダと白鳥
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1741年 - 1741年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ストックホルム国立美術館 (スウェーデン)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ60cm
  • 横幅74cm
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