作品概要

プルトンとペルセポネ》は、画家のジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって制作された作品。制作年は1621年から1622年で、ボルゲーゼ美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《プルトンとペルセポネ》は、バロック期におけるイタリアの彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598-1680)によって制作された彫刻作品である。

ボルゲーゼの依頼

この作品は、「プロセルピナの掠奪」とも言われる。ベルニーニの初期の作品の多くと同様に、パトロンであった枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼにより、シピオーネの叔父にあたる教皇パウル五世の肖像画と共に委託された。

1622年に完成したこの彫刻は、完成後まもなくして枢機卿ルドヴィシに贈られたが、1908年にイタリア国家が購入し、同時期の作品である《ダビデ像》や《アポロとダフネ》と共にボルゲーゼ美術館に収蔵された。

評価

批評家のほとんどが、この彫刻においてベルニーニを賞賛するに一刻も待たなかった。ルドルフ・ウィットカウアーは、「このような掠奪のシーンは、ベルニーニの後世150年に渡って、様式として大きな影響を与えるだろう」と評価した。またハワード・ヒバードは、ベルニーニの「肌の質感、宙に浮いたような髪の毛の編み込み、ペルセポネの涙、そして、とりわけ女性的な生命感を帯びた肉体」を硬い大理石の彫刻により実現したリアリスティックな効果に注目している。

「掠奪」のシーンの

また、ベルニーニの《プルトンとペルセポネ》は、ジャンボローニャの作品《サビニの女たちの略奪》と対照的であるとされる。彫刻を単一の視点からではなく3次元的な鑑賞を観客に見させるジャンボローニャのマニエリスム様式の作品と異なり、ベルニーニは《プルトンとペルセポネ》の正面性を強く打ち出している。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ
  • 作品名プルトンとペルセポネ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1621年 - 1622年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ボルゲーゼ美術館 (イタリア)
  • 種類大理石彫刻
  • 高さ225cm
  • 横幅不明
  • 投稿日
  • 編集者
  • プルトンとペルセポネの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。