作品概要

宮廷衣装のマリー・アントワネット》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1778年から1778年で、美術史美術館に所蔵されている。

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王妃の肖像

1777年、オーストリア大公マリア・テレジアは、娘のフランス王妃マリー・アントワネットに肖像画を求める手紙を書いた。肖像画家として、ヴィジェ=ルブランが依頼を受けた。その後約10年に渡り肖像画を描き続けることとなる、王妃からの最初の依頼であった。

マリー・アントワネットは精緻な作りの白と金のドレスを着て、高く盛り上がった髪には豪華な羽飾りをつけている。そして、かわいらしいピンクのバラを一輪手にしている。彼女の背景には、フランス王室の威厳を感じさせる大きな柱、右側の高い台座の上に夫ルイ16世の胸像が置かれ、彼女のすぐ右側のテーブルの上には王冠が輝いている。

この絵画はもともとはアントワネットの兄ヨーゼフ2世のために作られたものだったが、アントワネットはこの絵を気に入り、エカチェリーナ2世に贈るためと、自分自身がベルサイユ宮殿で所有するために、複製を依頼したという。ヴィジェ=ルブランは後にエカチェリーナ2世の肖像画も描いている。

作者について

エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランは、1755年パリで、画家の父親と美容師の母親との間に生まれた。10代の頃からプロの画家として活躍していたが、この《宮廷衣装のマリー・アントワネット》を機にアントワネットに気に入られ、王妃やその家族の肖像画を30点以上描いた。フランス革命が近づき、マリー・アントワネットへの批判が高まる中、民衆に親しみやすいような肖像画を描いて、彼女のイメージの向上に努めた。

フランス革命後は、フランス国外を転々としながらも精力的に作品を描き続け、晩年はパリに戻って1842年に死去した。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名宮廷衣装のマリー・アントワネット
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1778年 - 1778年
  • 製作国フランス
  • 所蔵美術史美術館 (オーストリア)
  • 種類油彩
  • 高さ273cm
  • 横幅193.5cm
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