作品概要

聖ジュリアンの物語》は、画家のマサッチオによって制作された作品。制作年は1423?年から?で、ホーン博物館に所蔵されている。

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《聖ジュリアンの物語》はルネッサンス期のイタリア人画家であるマサッチオが1423年または、1424年頃にて描いたテンペラ画作品である。

この作品は酷くダメージを受けているが、かつてマサッチオがフィレンツェのサンタ・マリア・マッジョーレ教会にあるカルネシェッチ家の祭壇の為に描いたプレデラを構成するパネル達の中では、唯一現存する作品である。現在、この絵はイタリアのフィレンツェ地方にあるホーン博物館にて所蔵されている。

第一幕

《聖ジュリアンの物語》はキリスト教の聖人である聖ジュリアンに関わるストーリーを描いている。聖ジュリアンはサタンの予言通り、知らぬ間に自分の父親と母親を悲しくも殺してしまった。

この作品の左側には、物語の第一幕が描かれている。聖ジュリアンは狩りをしている最中、人の姿に化けたサタンに出会し、サタンは聖ジュリアンが自分の両親を殺すと予言していた。聖ジュリアンはサタンの予言を恐れていたため、家から離れ、長い巡礼の末とある国の姫君と結婚した。

第二幕

マサッチオは作品の中央部分にて、物語における重要な発展を描いている。

聖ジュリアンを探していた彼の両親達は偶然にも彼が住むお城にたどり着き、その城のマスターベッドルームにて一晩を過ごす事になる。旅から帰った聖ジュリアンは自分のベットで寝ているひとは妻とその愛人だと勘違いし、その人達を殺してしまう。

クライマックス

そして、作品の右端部分にはストーリーのクライマックスが描かれている。聖ジュリアンは妻と顔を合わせることによって、自分が起こした罪に気づき、顔を青ざめている。

聖ジュリアンの表情に関しては、後の国際ゴシックスタイルを思い浮かべさせるような苦痛に満ちた表情が描かれている。このような表情はマサッチオの絵だけでなく、ドナテッロの彫刻でも観ることができる。

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基本情報・編集情報

  • 画家マサッチオ
  • 作品名聖ジュリアンの物語
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1423?年 - 不明
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ホーン博物館 (イタリア)
  • 種類テンペラ
  • 高さ27cm
  • 横幅42cm
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