作品概要

夢見る羊飼いの娘》は、画家のフランソワ・ブーシェによって制作された作品。制作年は1760?年から1763年で、レジデンツ・ギャラリーに所蔵されている。

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《夢見る羊飼いの娘》は、フランスの画家フランソワ・ブーシェにより、おそらく1760年頃から1763年にかけて制作された絵画である。オーストリア・ザルツブルグにあるレジデンツ・ギャラリーに所蔵されている。

パストラル

フランスにおいて、18世紀より以前は文学的なジャンルのみで存在していた羊飼いを描く芸術、いわゆるパストラルは、ルイ15世治世下のフランス絵画の特徴のひとつである。パストラルは、自然の風景の中で戯れる男女を描いたアントワーヌ・ヴァトーの「フェート・ギャラント(雅な宴)」様式、貴族社会と農民らの暮らす田舎を結び付けたジャン=バティスト・パテルの「フェート・シャンペートル(田園の宴)」様式から発展したジャンルであり、ブーシェによりその基準を定められたと言っていいだろう。ブーシェは1740年代より、牧歌的な自然の風景の中、田園地帯に暮らす羊飼いたちの愛の生活を理想的に描いた。本作の他にも、質の高いパストラル絵画を多数制作している。

図像解説

青々とした葉を背景に、ヤギや花の入ったかごを足元にして若い羊飼いの娘が腰かけている。娘は眠っているようにも、何か物思いにふけっているようにも見える。開いたブラウスから見える広いデコルテ、赤く染まった頬が印象的である。他にも美しい肌の色合い、しなやかな布地、色彩など、多くの官能的な魅力があふれた作品といえる。

この作品は、画家の晩年期ともいえる1760年頃から1763年にかけて描かれたと考えられている。

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基本情報・編集情報

  • 画家フランソワ・ブーシェ
  • 作品名夢見る羊飼いの娘
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1760?年 - 1763年
  • 製作国フランス
  • 所蔵レジデンツ・ギャラリー (オーストリア)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ60cm
  • 横幅47cm
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