作品概要

モスリンのシュミーズドレスを着た王妃マリー・アントワネット》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1783年から1783年で、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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背景

作者のヴィジェ=ルブランは、マリー・アントワネットが夫のルイ16世に口添えしたこともあり、1783年に王立絵画彫刻アカデミーのメンバーとなった。彼女は当時550人いたアカデミー会員のうちたった14名の女性会員のうちの1人であった。

1783年、アカデミー主催のサロンで展示するためにこの絵画は制作された。しかし、絵の中でマリー・アントワネットが着用しているモスリンのドレスが王妃の服装として不適切であるとして問題となり、展覧会からこの絵を取り除くよう求められた。

スキャンダルを起こしたドレス

この絵でマリー・アントワネットが着用しているのは、当時流行していたモスリンのドレスである。豪華なビーズや刺繍が施されていた当時の正統派の衣装と違って、シンプルで、コルセットがなく、しかも半透明の布が使われている。

贅沢なドレスを大量に買うなどの浪費が当時すでに問題視されていたアントワネットにとって、このモスリンのドレスを着たことは、民衆に近づくための方法だったのかもしれない。だがそれは却って火に油を注ぎ、王妃が下品な服を着てフランス王家の威厳を傷つけた、などと非難される結果となった。

ヴィジェ=ルブランはこれを受けて急遽肖像画を描き直し、古典的な絹のドレスを着たアントワネットの絵を残している。

しかしながら、作者のヴィジェ=ルブラン自身も、モスリンドレスのようなナチュラルなドレス姿の女性を好んで描いており、彼女の好みのドレスを描くためにモデルたちの信頼を得ていたとも回想している。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名モスリンのシュミーズドレスを着た王妃マリー・アントワネット
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1783年 - 1783年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ワシントン・ナショナル・ギャラリー (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ92.7cm
  • 横幅73.1cm
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