作品概要

マリー・アントワネット》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1783年から1783年で、ヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されている。

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ドレス論争

この作品は、フランス王妃マリー・アントワネットの肖像画の中でも、おそらく最も有名なものである。肖像画の中で、マリー・アントワネットは古典的な青灰色の絹のドレスを着ているが、1783年のサロンでヴィジェ=ルブランが作品を発表した当初、アントワネットは当時流行していたモスリンのドレスを着た姿で描かれていた。

王妃が流行の最先端のドレスに身を包んだ姿は、人々の反感を買った。マリー・アントワネットの浪費癖や宮廷の伝統に反する生活を、貴族たちは快く思っていなかったのだ。論争が起こり、ヴィジェ=ルブランは急遽、サロンの閉会までに間に合うように大急ぎでドレスを伝統的なものに変更した肖像画を描き直したが、それが本作品である。

なお、最初に描いたものは《モスリンのシュミーズドレスを着た王妃マリー・アントワネット》として現存している。

女流宮廷画家として

作者のヴィジェ=ルブランは若い頃から絵画の才能を発揮し、フランス貴族の間で人気の肖像画家となった。1779年にヴェルサイユ宮殿に招かれ、初めてマリー・アントワネットの肖像画を描いてからは、アントワネットのお気に入りの画家となった。

ヴィジェ=ルブランは、マリー・アントワネットに対して宮廷内外からの批判が高まる中、1789年に宮廷画家としての役割を終えるまで、アントワネットと家族の肖像画を30作以上描いている。その後も、フランス革命の混乱を切り抜けて各国の貴族に気に入られ、肖像画を多数残した。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名マリー・アントワネット
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1783年 - 1783年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ヴェルサイユ宮殿美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ116cm
  • 横幅88.5cm
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