作品概要

ニンフたちに幼いバッカスを託すメルクリウス》は、画家のフランソワ・ブーシェによって制作された作品。制作年は1732年から1734年で、ウォレス・コレクションに所蔵されている。

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主題

ギリシャ神話の酒の神バッカス(ディオニュソス)は、ゼウスとテーベの王女セメレの間に生まれた子であった。ゼウスの妻ヘラの激しい嫉妬から守るために、メルクリウス(ヘルメス)はニュサという地のニンフに幼いバッカスを預けた。本作で描かれているのはその場面である。

関連作品など

この作品は、《エウロペの略奪》(1732年)と対になる作品である。これらを含む絵画のシリーズは、弁護士フランソワ・デルベのために1731年から1735年頃にかけ無料で制作された。一連の作品には、《ヴィーナスとウルカヌス》(ルーヴル美術館蔵)、《アウロラとケファロス》(ナンシー美術館蔵)などが含まれていた。これらの作品は、デルベの自宅のビリヤード室及び階段室に飾られた。

イタリアで学んだ成果

ブーシェは、絵画の勉強の為に1728年頃から1731年までイタリアに滞在していた。帰国間もない時期であった作品制作当時、ブーシェは名声やパトロンを得ようとしていた。結果的に、これらの作品は当時の人々に強い印象を残すことに成功し、ブーシェは18世紀のパリ有数の若手歴史画家の一人として名声を確立することとなった。

この作品から読み取れるヴェネチア絵画に関する正確な知識、熟練した構成や風景などは、ブーシェが学んだ新しい技術の集大成と言える。

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基本情報・編集情報

  • 画家フランソワ・ブーシェ
  • 作品名ニンフたちに幼いバッカスを託すメルクリウス
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1732年 - 1734年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ウォレス・コレクション (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ230cm
  • 横幅273cm
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