作品概要

ポンパドゥール夫人の肖像》は、画家のフランソワ・ブーシェによって制作された作品。制作年は1758年から1758年で、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に所蔵されている。

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《ポンパドゥール夫人の肖像》は、フランスの画家フランソワ・ブーシェによって1758年に描かれた絵画である。ロンドンにあるヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に所蔵されている。

モデルについて

描かれているのは、ルイ15世の公妾であったポンパドゥール侯爵夫人ジャンヌ=アントワネット・ポワソンである。彼女はたぐいまれな美貌と優秀な頭脳で国王の寵愛を得て、やがて政治にも関与するようになる。1748年よりブーシェはポンパドゥール夫人の下で働き始め、彼女のために複数の作品を制作している。

図像解説

ブーシェは、夫人に読書の途中であることを示すようにポーズをとらせている。もたれてリラックスしている姿勢は作為的ではなく、非常に自然である。姿勢だけでなく、ブーシェは背景を郊外の自然に設定した。シンプルな服を着て本を持つ夫人は、なめらかな苔と光沢のある葉に囲まれた美しい森の中で、鳥の歌声を聞くために読書を中断しているところである。

「自然」な肖像画

ブーシェはロココ美術に貢献した画家であるが、基本的には、想像力豊かな衝動よりもむしろ意識的な空想を駆使して作品を描いた。彼は直接的な風俗の場面や肖像画を、冷静な目で捉えて現実的に描くことができた。ブーシェによるポンパドゥール夫人の肖像画はいくつか存在するが、そのすべてが自然であることを重視し、シンプルさが強調されている。 このような特徴は、同時代のフランス人画家ジャン=マルク・ナティエの描いた王族の肖像画と比べると、反ロココ的ともいえる。

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基本情報・編集情報

  • 画家フランソワ・ブーシェ
  • 作品名ポンパドゥール夫人の肖像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1758年 - 1758年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館 (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ72.5cm
  • 横幅57cm
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