作品概要

マリー・アントワネットと子供たち》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1787年から1787年で、ヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されている。

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家族の肖像

この肖像画にはマリー・アントワネットの他に、左から長女のマリー・テレーズ、次男ルイ・シャルル(ルイ17世)、長男ルイ=ジョゼフが描かれている。ルイ=ジョゼフがつかまっている空のゆりかごは、絵画の制作中に天然痘で死去した次女ソフィーを暗示している。また、三角形の構図は、ルネサンス期の聖家族の絵画を思わせる。

マリー・アントワネットが着ている赤いドレスは、夫ルイ16世の祖母マリー・レクザンスカが肖像画の中で着ているドレスへのオマージュと思われる。彼女の表情が晴れないのは、娘の死を受けてのことかもしれない。しかしながら、全体としては、シンプルな中にも暖かな色調や子供たちと寄り添う姿が映える美しい作品となっている。

高まる批判の中で

この絵が描かれた頃、人々の王妃への不満はかなり高まっていた。1787年のサロンのオープニングで展示される予定だった本作品は、当時「首飾り事件」という事件をきっかけにして世論がアントワネットにあまりに批判的だったために、発表を見送ったとされている。

アントワネットお気に入りの宮廷画家であったヴィジェ=ルブランは、王妃のイメージを良くするため、この絵の中で王妃を母性に満ちた人間味ある女性として描いた。また、宗教的・歴史的モチーフが随所にちりばめられているのも、フランス人好みであった。

この作品が描かれた2年後にはフランス革命が始まり、マリー・アントワネットは1793年に処刑。二人の息子も幼くして亡くなっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名マリー・アントワネットと子供たち
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1787年 - 1787年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ヴェルサイユ宮殿美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ275cm
  • 横幅215cm
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