作品概要

薔薇を持つ少女》は、画家のグイド・レーニによって制作された作品。制作年は1630年から1631年で、プラド美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《薔薇を持つ少女》はイタリアのバロック期の画家グイド・レーニによる油彩画である。1666年までにスペイン王室のコレクションにあり、現在はプラド美術館に収蔵されている。

少女と薔薇

グイド・レーニは宗教的、神話的な題材を用い、理想主義の古典絵画を専門とした画家である。ここに描かれている少女の非特異的な外観は、この絵画が肖像画ではないことを暗に示唆している。レーニはこの絵画において、単なる人物表現ではなく、イコノグラフィーとして少女と薔薇を使い、感覚や美徳などを象徴する寓意的な表現を図っていると考えられている。

少女の掲げる薔薇の花は、キリスト教におけるマリアの象徴である。赤い薔薇は聖母マリアの満開の母性を、白い薔薇はマリアの処女性を示すものであるが、ここに描かれた薔薇は、両方を折衷したピンク色で描かれてる。絵画における宗教的な構成において、レーニはヨーロッパの画家の中でも最も有名な人物の一人であり、同じバロック期の他の画家にも影響を与えている。

レーニの色彩

この絵画は、1630年から1631年の間に描かれた。もちいられている色の範囲を極限まで縮小した特徴的な色彩構成は、レーニの画家としてのキャリアの後半にみられる特徴で、また軽い色、柔らかい色を好み、自由な筆使いで描かれている。レーニは強迫的ともいえる賭博家で、彼の絵画の着実な需要にもかかわらず、しばしば財政難に遭っていた。伝記作家のカルロ・セザール・マルヴァシアによれば、賭博の損失を補うために、レーニは自作を複製する必要に駆られていたという。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家グイド・レーニ
  • 作品名薔薇を持つ少女
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1630年 - 1631年
  • 製作国不明
  • 所蔵プラド美術館 (スペイン)
  • 種類油彩
  • 高さ81cm
  • 横幅62cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • 薔薇を持つ少女の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。