作品概要

キリストの洗礼》は、画家のニコラ・プッサンによって制作された作品。制作年は1641年から1642年で、ナショナルギャラリーオブアートに所蔵されている。

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ニコラプッサンの作品は17世紀の絵画の発展に多大な影響を与えたが、彼は、自身の作風の中にルネッサンスと当時のイタリア人画家の教えを融合させ、ローマでの独自のスタイルを完成させた。

七つの秘跡をキャンバスに描いたシリーズの一つであるプッサンの《キリストの洗礼》は、彼の友人でありパトロンでもある、カッシアーノ・ダルポッソのために制作された。

絵画の構図

プッサンの構成では、洗礼が行われたヨルダン川が前景の平地で曲がりくねっており、そこに13人の人物を配置した。キリストはキャンバスに向かって右側に描かれ、絵画の中での彼の左側は楽園を表しており、そこでは2人の人物、おそらく、翼のない天使が彼を助けるためにひざまづいている。彼の右側、ヨルダン川の地上側では、聖ヨハネがキリストの頭の上で入れ物を持っている。

プッサンの表現

人物描写の習熟が歴史絵画に不可欠であった理由を、キリストの右側の人物の反応が示している。聖ヨハネの後ろに列をなす人々は、苦悩に満ちた表情を浮かべ、身をよじっている。プッサンは「私の愛する子であり、私の適う者である。」(新約聖書マタイ3:7)と主の声がイエスに宣言したときの特別な瞬間を描いた。

複雑なポーズと表情を示すことによって、プッサンは非常に人間的な反応を思い起こさせようとしている。すなわち、そこにいた人々がキリストを神の子である事を認めるときの畏怖の念、それによって見る者が、これがとても重要な瞬間である事を特定できるように仕向けようとしている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ニコラ・プッサン
  • 作品名キリストの洗礼
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1641年 - 1642年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ナショナルギャラリーオブアート (アメリカ合衆国)
  • 種類油彩
  • 高さ95.5 xcm
  • 横幅121cm
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