作品概要

第3代ハリントン伯爵夫人ジェーン・フレイミング》は、画家のジョシュア・レノルズによって制作された作品。制作年は1778年から1779年で、ハンティントン図書館に所蔵されている。

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堂々かつ柔らかい印象の肖像画

この絵画は1779年、ジェーン・フレイミングという富裕層の女性が第3代ハリントン伯爵と結婚する数ヶ月前、ジョシュア・レノルズが確立したグランド・マナー(大様式)で描かれた肖像画だ。

ベルヴェデーレのアポロンを彷彿とさせるような、片手を前に伸ばしたポーズで描かれており、牧歌的な様式でありながら、彼女だけが見ている威厳を鑑賞者に指し示しているかのようである。彼女が身にまとっている古代ギリシャ風のローブ、背景にある壺は全体的に古風な印象を持たせ、優しくも堂々とした姿が表現されている。

伯爵夫人としてのジェーン

当時の彼女は24歳で、その時代の初婚年齢としては遅いものだったが、10人の子供を自分の家で世話し、家庭性の象徴のような人であった。ロンドンの裕福な地主であるジョン・フレミングの娘として生まれ、当時のジェントルマンズ・マガジンによると、結婚の持参金は10万ポンドだったと報じられている。その時代のメイドの収入が年間5ポンド、ジェントルマン階級でも年間1万ポンドと考えれば、それがいかに莫大な金額だったかがわかる。妹のシーモア・フレイミングも同様にレノルズによって肖像画が描かれているが、ジェーンとは正反対に不倫スキャンダルでその名が知れ渡っていた人物であった。

夫となる第3代ハリントン伯爵はアメリカ戦争でバーゴイン将軍の副官を務めた軍人であった。ジェーンは彼の上品で高潔な妻である傍ら自分の公職を持ち、1794年~1818年までシャーロット女王の寝室女官を務めた。後に1782年、ハリントン伯爵が軍の英雄としてジャマイカから帰還した際、レノルズは伯爵と若い使用人の肖像画も描いている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョシュア・レノルズ
  • 作品名第3代ハリントン伯爵夫人ジェーン・フレイミング
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1778年 - 1779年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ハンティントン図書館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ235.6cm
  • 横幅145cm
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