作品概要

ヴェネツィアの祝宴》は、画家のジャン・アントワーヌ・ヴァトーによって制作された作品。制作年は1718年から1719年で、スコットランド国立美術館に所蔵されている。

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《ヴェネツィアの祝宴》はアントワーヌ・ヴァトーによって完成されたフェート・ギャラント(雅宴画)の好例である。

作品の登場人物

ヴァトーは作品の中で座ってミュゼットを演奏する音楽家として自身を描いている。中心にいるダンサーは恐らく、オルレアン公の女性である主演女優のシャーロット・デマレスである。

彼女の男性パートナーはフランドルの画家のニコラス・ヴルーヘルで、彼はヴァトーの友人であり家主であった。本作品は二人の芸術家によって楽しまれた私的な意味が込められているのであろう。

作品の分析

二人のダンサーと悲しい目をした音楽家の間にどのようなストーリーがあるのかは不明であるが、作品中に多くの視覚的な手掛かりが見受けられる。例えば、背景にはマントを着た人物がおり、裸のニンフ(妖精)の官能的な像を指さしている。ほかの人物は集まってグループを成しており、そのうちの1人の女性は口説いてくる若い男性から逃げているようである。

本作品のタイトルは、フランス人作曲家のアンドレ・カンプラによるパリで1710年初初演のオペラ座バレエが元であると考えられる。しかし、このタイトルがヴァトー自身によってつけられたかは不明である。それは、このタイトルが初めて登場するのは、本作品をもとに作成された彫刻作品のタイトルとしてであり、ヴァトーの死後である1732年に発表されたものだからである。

いずれにしても、特定の資料に由来する作品ではなく、画家の真意が魅力的な設定や創造的な衣装、人々の意味ありげなしぐさや視線などの複雑な振る舞いによって夢のような空間を引き出している。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン・アントワーヌ・ヴァトー
  • 作品名ヴェネツィアの祝宴
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1718年 - 1719年
  • 製作国フランス
  • 所蔵スコットランド国立美術館 (スコットランド)
  • 種類油絵
  • 高さ56cm
  • 横幅46cm
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