作品概要

レカミエ夫人》は、画家のジャック=ルイ・ダヴィットによって制作された作品。制作年は1800年から1800年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

この絵画のモデルであるジュリエット・レカミエ(1777-1849)は、パリの銀行家の妻で、当時最も著名な女性の一人である。

彼女は、ポンペイ様式の家具に囲まれ、古代風の白く薄い、腕が露になったドレスを身に纏っている。当時ポンペイ遺跡の発掘等で絵画中のような古代風のファッションや家具、装飾品が流行していた。

理想的な女性のエレガンス

寝台、足代、アンティーク調の燭台を除いてほとんど家具がない室内に、レカミエ夫人は優雅に寝台に横たわり、こちらを振り返っている。

全体像を遠くから描かれており、レカミエ夫人の顔は小さいため一人の人物の表現よりも、女性の優雅さと気品を描いている。モデルのレカミエ夫人は、当時23歳であったが、その美しさと彼女が主催するサロンの成功で、既に最も称賛される女性の一人であった。

革新的な肖像画

肖像画としては珍しい横長の作品で、当時としては珍しく飾り気のない室内の背景を描いている。

この絵画はレカミエ夫人の頭部のみほぼ仕上がり、他の部分は未完成なため背景の半透明なぼかし、下地が所々見えるような仕上げ前の状態が残され、ダヴィッドの技法を知ることのできる貴重な作品である。なぜ未完成なのかの理由ははっきりしていないが、ダヴィッドが完成まで時間がかかったので、レカミエ夫人がダヴィッドの弟子に肖像画を依頼したため、ダヴィッドはこの絵画を完成させずアトリエで保管したとも、革命後亡命したためとも言われている。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ジャック=ルイ・ダヴィット
  • 作品名レカミエ夫人
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1800年 - 1800年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油絵
  • 高さ174cm
  • 横幅244cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • レカミエ夫人の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。