作品概要

羊飼いの礼拝》は、画家のニコラ・プッサンによって制作された作品。制作年は1633年から1634年で、ロンドンナショナルギャラリーに所蔵されている。

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《羊飼いの礼拝》(The Adoration of the Shepherds)はフランスの古典主義画家、ニコラ・プッサンにより1633年に制作された。ロンドンナショナルギャラリーに所蔵されている。

主題

この作品は、新約聖書(ルカ福音書2)にある羊飼いたちが新生児イエスを礼拝するために馬小屋に訪れる場面を描いたものである。上部には花を持ったプッティ(小天使)が描かれており、その背後には神の使者を取り囲む眩しいほどの神の光が描かれ、羊飼いへのイエスの誕生の告知が表されている。羊飼いの礼拝と羊飼いへの告知を背景にキリストの生涯に属する2つの場面を描いている。

キリストの降誕

プッサンは古くから根付いたモチーフを使い、古典的な建物の廃墟の中に存在する馬小屋でのキリストの降誕を描いた。この題材はナショナルギャラリーにある、一番初期のボティチェルリの《東方三博士の礼拝》でも表現されている。そして、プッサンと同時代の画家、ル・ナン兄弟は、1640年ごろ《羊飼いの礼拝》で同じ題材を用いた。この作品の中での廃墟は旧約聖書の掟である古い天の配剤が崩壊し、新しい天の配剤であるキリストの王国によりとって代わられることを表している。

プッサンの表現

この作品は、おそらく、プッサンがまだ色の使い方においてヴェネチア派に影響を受けてはいたが、1640年代の古典絵画の特色である統一化と簡素化としたスタイルの方向への移行しているときに制作されたものである。

この時期からのプッサンの他の作品の人物にもあるように、前景の人物は凍った彫刻のように表現されている。ひざまずく羊飼いの人物はローマ、ヴァチカン・ロッジアのラファエル工房による《東方三博士の礼拝》の三賢人のうちの一人にちなんでいる。

人物一人一人が人間の身体を曲げる際の異なる段階を示している。

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基本情報・編集情報

  • 画家ニコラ・プッサン
  • 作品名羊飼いの礼拝
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1633年 - 1634年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ロンドンナショナルギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ97.2cm
  • 横幅74cm
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