作品概要

パンとシュリンクス》は、画家のフランソワ・ブーシェによって制作された作品。制作年は1759年から1759年で、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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《パンとシュリンクス》は、フランスの画家フランソワ・ブーシェにより1759年に制作された絵画である。ロンドンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

主題

この作品は、古代ローマの詩人オウィディウスによる「変身物語」の一場面を描いている。シュリンクスは、ギリシャ神話に登場する女神アルテミスの従者である。ヤギの下半身を持つ半獣神パンに求愛されたシュリンクスは、ラドン川まで逃げる。シュリンクスを捕まえようとパンが彼女に抱き着いた瞬間、川のニンフたちはシュリンクスの懇願により彼女を川岸の葦に変えた。パンは彼女を悼み、音の鳴るその葦で笛を作り、シュリンクスと名付けた。

解説

シュリンクスに向かって走るパンの姿が描かれている。その近くには、燃えるトーチと矢を持ったキューピッドが見える。キューピッドは、燃え上がるパンの恋心を表している。

神話主題であり、描写が多分にエロチックではあるものの、作品の大きさや密接した登場人物などの描写は、ジャン・アントワーヌ・ヴァトーの作品と非常に似ている。また場面の劇的さは、その手法においてルーベンスを彷彿とさせるものがある。

関連作品

ブーシェは1762年にも同主題の作品を描いており、そちらはスペイン・マドリードにあるプラド美術館に所蔵されている。

また、本作の構図に関連した線画が二作存在する(それぞれ個人蔵、インディアナ大学美術館蔵)。どちらも赤、黒、白のチョークで描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家フランソワ・ブーシェ
  • 作品名パンとシュリンクス
  • 制作年1759年-1759年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ロンドン・ナショナル・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ32.4cm
  • 横幅41.9cm
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