作品概要

ヴィーナスとウルカヌス》は、画家のフランソワ・ブーシェによって制作された作品。制作年は1732年から1732年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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《ヴィーナスとウルカヌス》は、フランスの画家フランソワ・ブーシェにより1732年に制作された絵画である。ルーヴル美術館に所蔵されている。

主題

描かれている主題は、古代ローマの詩人ウェルギリウスによる未完の長編叙事詩「アエネイス」第八巻のエピソードに基づいている。この叙事詩は、トロイアの王子であり美と愛の女神ヴィーナスの息子であるアエネイスが、長い放浪や戦いの末にイタリアの地で古代ローマ建国の礎を築くという物語になっている。本作で描かれているのは、ラテン人との戦争に向かうことになったアエネイスのために武具や鎧を作るよう、ヴィーナスが火と鍛冶の神である夫のウルカヌスに頼んでいる場面である。

これはブーシェが頻繁に描いた主題の、初期の作品である。ブーシェは1756年(ルーヴル美術館蔵)、1769年(キンベル美術館蔵)にも同主題の作品を描いている。こちらはどちらも、ウルカヌスが出来上がった武器をヴィーナスに渡す場面が描かれている。

鍛冶の神ウルカヌス

ウルカヌスは、ギリシャ神話の神であるヘーパイストスと同一視されている。ヘーパイストスはゼウスとヘラの息子である。両足が曲がった醜さに怒った母親のヘラにより、海に投げ落とされた。その後も続く母親の冷遇に不信を募らせた彼は、ヘラに椅子を送る。それは彼女を拘束する椅子だった。その拘束を解く条件としてアフロディーテ(ヴィーナス)との結婚を願い、ヘラはそれを承諾した。

鍛冶の腕に優れていた彼は、トロイア戦争の英雄アキレウスの武具を作ったことでも有名である。

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基本情報・編集情報

  • 画家フランソワ・ブーシェ
  • 作品名ヴィーナスとウルカヌス
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1732年 - 1732年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ252cm
  • 横幅175cm
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