作品概要
《裸のモナ・リザ(モナ・ヴァンナ)》は、画家のジャン・ジャコモ・カプロッティ(サライ)によって制作された作品。制作年は1490?年から1518?年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子であるジャン・ジャコモ・カプロッティ(通称・サライ)による作品。
レオナルドによる裸のモナ・リザ?
本作は、そのポーズや雰囲気はレオナルドによる《モナ・リザ》によく似ており、研究者によってはレオナルド自身による裸のモナ・リザが存在し、サライがそれを模写したものだと主張される。
実際にサライは、レオナルドの《洗礼者ヨハネ》も模写しており、彼の弟子たちはしばしば師匠であるレオナルドの作品をよく模写した。
サライとモナ・リザ
ただしレオナルド自身による裸のモナ・リザについては、記録の上でも存在しておらず、実際に彼がそれを描いたかは不明だ。
またサライについては、過去に《サライの素描》が彼自身を描いたものと指摘されており、サライ=モナ・リザ説も出るほどであったが、現在ではいずれも否定されている。
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