作品概要

ジューノウとジュピター》は、画家のアンニーバレ・カラッチによって制作された作品。制作年は1597以降年から1608以前年で、パラッツォ・ファルネーゼに所蔵されている。

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《ジューノウとジュピター》は16世紀イタリアのバロック期のボローニャ派を代表する画家の一人である、アンニーバレ・カラッチによって描かれた作品で、アンニーバレ最大の傑作『ガレリア・ファルネーゼ天井装飾画』の中の1つの作品である。

ガレリア・ファルネーゼ天井装飾画

『ガレリア・ファルネーゼ天井装飾画』は、ローマにある盛期ルネサンスの建築、パラッツォ・ファルネーゼ(別名ファルネーゼ宮。現在はイタリアにおけるフランス大使館として使われている)の天井装飾であり、《バッカスとアリアドネの勝利》を中心に半円筒状の天井が多くの他の作品によって複雑に構成にされたものである。

第220代ローマ教皇の甥である、オドアルド・ファルネーゼ枢機卿の依頼によって制作されたものであり、その偉業は1597年から1608年に渡る。また、アンニーバレの兄であるアゴスティーノ・カラッチや、イタリア・バロック期を代表する画家の一人であるジョヴァンニ・ガスパーレ・ランフランコ、フランセスコ・アルバーニなども制作に関わっているとされる。

主題

この作品に登場するジューノウ(ラテン語でユーノー)は、ローマ神話に出てくる女性の結婚生活を守護する女神で、本作では彼女に寄り添う姿が描かれる主神ジュピター(ラテン語でユーピテル)の妻である。ジュピターはローマ神話においては主神として扱われ、 時として女性化・女体化して女神となるという言い伝えもある。ジューノウとジュピターが一緒に登場するのは最も古いラテンの神学であり2人を一緒に描いた本作品は非常に貴重なものであるといえる。

この《ジューノウとジュピター》を含む天井装飾は当時たいへん賞賛され、16世紀のマニエリスムから17世紀のバロック様式や古典主義へと美術様式が変化するにあたって大きな影響をもたらしたと考えられいる。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンニーバレ・カラッチ
  • 作品名ジューノウとジュピター
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1597以降年 - 1608以前年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵パラッツォ・ファルネーゼ (イタリア)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ?cm
  • 横幅?cm
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