作品概要

カッシーニの聖母子絵》は、画家のマサッチオによって制作された作品。制作年は1426年から1427年で、ウフィツィ美術館に所蔵されている。

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『カッシーニの聖母子絵』はルネッサンス期のイタリア人画家であるマサッチオが1426年頃にて描いたテンペラ画作品である。この作品はテンペラによって描かれており、キャンバスとなる板は25cmも超えない比較的に小さいものである。現在この作品はイタリアに残っており、フィレンツェ地方にあるウフィツィ美術館にて所蔵されている。

『カッシーニの聖母子絵』はマサッチオがシエナ地方から出身した枢機卿、及び教会法学家であるアントニオ・カッシーニの為に描いた作品である。この作品はカッシーニのプライベイトコレクションであり、絵版の裏側にはアントニオ・カッシーニの紋章が描かれている。また、この作品の図像は特殊なものであり、クライアントであるカッシーニの個人的な要求に基づいて作成されているのではないかと考えられている。

この絵に描かれている聖母は服を身にまとったキリストを手に抱えている。彼女は二本の指でキリストの顎に触りながら、彼を祝福している。しかし、この動作はもっと身近ジェスチャーである「くすぐり」として理解することもでき、絵に描かれている赤ん坊のキリストは聖母のくすぐりに反応し、笑いながら彼女の手首を掴んだ。しかし、聖母の顔は当時の伝統的な描写と同じく描かれており、彼女はとてもシリアスな表情を浮かべている。

これは、聖母マリアがキリストの悲劇的な運命を予見している事を表している。また、この作品の背景は黄金色に塗られており、聖母子の頭上にある円光は丁寧に描かれている。しかし、この中世の遺産である伝統的な背景を描くと同時に、聖母子の肖像自体は動きを連想させる革新的な方法で描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家マサッチオ
  • 作品名カッシーニの聖母子絵
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1426年 - 1427年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウフィツィ美術館 (イタリア)
  • 種類テンペラ
  • 高さ24.5cm
  • 横幅18.2cm
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