作品概要

アタランテとヒッポメネス》は、画家のグイド・レーニによって制作された作品。制作年は1618年から1619年で、プラド美術館に所蔵されている。

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《アタランテとヒッポメネス》はグイド・レーニがオウィディウス著『変身物語』に触発されて描いた作品である。グイド・レーニの全作品の中でも主要作品であり、アルカディア王スコイネウス(イアソスの説もある)の娘アタランテの物語を描いている。

最速の女性アスリート、アタランテ

アタランテはギリシャ神話の女性アスリートである。スコイネウスは男の子を強く望んでいたため、アタランテが誕生すると、彼女を丘に置き去りにする。アタランテはアルテミスによって送られたクマに育てられ、のちに狩人のグループに発見され、彼らの手により大人の女性に成長する。

アタランテは男性の活動に参加していたと同時に性的オーラがあったことで知られている。アタランテが参加した男性の活動には「カリュドーンの猪狩り」がある。

結婚の条件

アタランテの猪狩りでの活躍を受け、スコイネウスは彼女を誇りに思い、自分の娘であることを認め、父娘は和解する。そして、スコイネウスは姫となったアタランテの結婚を望むようになる。

しかし、アタランテは神託により結婚しないよう警告されていた。そこでアタランテは自分が結婚しなくて済むよう、彼女との徒競走で彼女に勝った者は結婚できるが、彼女に負けた者は彼女に殺されるというルールを作った。

ヒッポメネスの挑戦

誰も挑戦しないだろうと考えたが、アタランテに恋をしたヒッポメネスは、恋愛の女神アフロディーテの手助けにより、ずるをして徒競走に勝つ。アフロディーテはアタランテを誘惑する黄金の林檎を3つ与える。

レースの間、アタランテがヒッポメネスより前に出ると、ヒッポメネスは黄金の林檎を転がし、アタランテに林檎を拾わせる。そうして何度もアタランテは足を止められ、ヒッポメネスが勝ち、結婚にこぎつける。本作品はヒッポメネスが転がした林檎を拾うアタランテを描いている。

二人のその後

結婚後、ゼウスの神殿で二人は性交渉におよび、それに怒ったゼウスは二人をライオンに変えてしまう。ギリシャではライオンは性交渉できないと考えられていたためである。ヒッポメネスがアフロディーテの手助けに対する感謝を忘れたため、怒ったアフロディーテが二人に性交渉を仕向けたと考えられている。

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基本情報・編集情報

  • 画家グイド・レーニ
  • 作品名アタランテとヒッポメネス
  • 制作年1618年-1619年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵プラド美術館 (スペイン)
  • 種類油絵
  • 高さ206cm
  • 横幅297cm
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